日本料理の基礎知識

日本料理のだしの基本と現場のコツ

一番だし・二番だし・昆布だしの使い分けと引き方の目安、よくある失敗、海外で引くときの注意、店の味の記録方法。

最終更新 2026年10月20日 WashokuJob

だしは「香りを立てる一番だし」「味に厚みを出す二番だし」「素材だけで引く昆布だし」を使い分けるのが基本です。一番だしの目安は、水1Lに昆布10g前後、かつお節20〜30g。昆布は沸騰させず、かつお節は入れてから短時間で漉します。配合と時間は店ごとに違うため、入店したら先輩の分量を測って記録するのが最短の習得方法です。

日本料理店で働き始めた人、海外の店でだしを任される人、新人に教える立場の料理人向けのページです。用語は日本料理の用語集、切り方は包丁と切り方の基本にあります。

目次

  1. だしの種類と使い分け
  2. 一番だしの引き方(目安)
  3. 二番だしと昆布水
  4. よくある失敗
  5. 海外で引くときの注意
  6. 店の味を記録する
  7. 出典と編集方針

だしの種類と使い分け

種類素材向く料理
一番だし昆布+かつお節吸い物、茶碗蒸し、蒸し物の餡
二番だし一番だしのあとの昆布とかつお節煮物、味噌汁
昆布だし昆布のみ精進料理、湯豆腐、魚介と重ねたくない料理
煮干しだし煮干し(いりこ)味噌汁、麺つゆ
しいたけだし干ししいたけ精進の煮物、炊き込みご飯

昆布のグルタミン酸とかつお節のイノシン酸を合わせると、うま味が単独のときより強く感じられるとされます。これが合わせだしの基本の考え方です。

一番だしの引き方(目安)

  1. 昆布は固く絞った布で表面の砂を軽くぬぐう(洗いすぎない)。
  2. 水と昆布を鍋に入れる。時間があれば30分ほど浸けておく。
  3. 弱めの中火でゆっくり温め、沸騰直前(鍋肌に小さな泡が出るころ)に昆布を取り出す。
  4. 火を強め、かつお節を一度に入れる。再び沸いたら火を止める。
  5. かつお節が沈んだら、静かに漉す。しぼらない(えぐみが出る)。

水1Lに対し、昆布10g前後、かつお節20〜30gが家庭向けの目安です。店では量が多く、差し水や時間も変わるため、あくまで出発点として使ってください。

二番だしと昆布水

よくある失敗

海外で引くときの注意

店の味を記録する

だしは、店の味の土台です。次の項目を、毎回同じ書式で記録すると、人が入れ替わっても味がぶれにくくなります。

出典と編集方針

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