1. 概要
中国の首都である北京は長い歴史を持ち、様々な食文化を融合した大都市です。ここでは、中国各地域の料理、世界各国の料理を体験することができ、世界中のおいしい食べ物が食べられます。北京の故宮を見ながら、和食を楽しめることもできます。本日、北京の地域情報をまとめて、ご紹介いたします。
近年北京の物価や給料がどんどん上がっており、将来的には東京にも負けないくらいだと思います。今回掲載した情報は2018年3月時点のものです。ご了承ください。
2. 地域情報
面積 16,410㎢(東京は2,188㎢)
★高層ビルが林立しており、大都市の雰囲気を楽しめることができます。
人口 2170.7万人(内、現在日本人約15000人)
言語 中国語、英語、他
宗教 仏教、道教、キリスト教、イスラム教、カトリック教
通貨 CNY※1CNY=約17円(2018年3月時点)
直行便の時間 東京から約3時20分かかります
★とても近いので、日本へ帰省しやすいです。
物価 ☆日用品は日本よりも安い。
≪食費≫
・お弁当 30CNY~60CNY
・日本料理や韓国、ベトナムなどのレストランだと、1食で100~400CNY程度。
≪住居≫ 中国の中でも、北京の家賃はとても高い方です。東京都心部の家賃と同じレベルです。中国国内のトップレベルの高さです。
・住居は、良い環境を求めると高くなり、タウンセンターからの距離に関連しています。 1LDK(14~30㎡)2000~5000CNY/月くらい。 広さや交通の便利性や家具を求めると、(30~70㎡)3,000~10,000CNY/月。
≪水道光熱費≫ ・電気代は、夏は1ヶ月100~150CNY程度 冬は1ヶ月60-100CNY程度 ・水道代は1ヶ月30CNY程度 ・ガス代は1ヶ月100CNY以下 中国では、ガス代や水道代はともてやすいです。
≪交通費≫ ・タクシー初乗り3キロ14CNY(エリアによって多少異なります。) ・バスや地下鉄は日本より少し安いです。 ☆電車で郊外に出てしまうと、中心地まで20CNYぐらいかかる
3. 【北京にて日本料理】
北京は中国の首都であるため、北京での日本料理の発展は、中国での日本料理の発展をある程度反映することができると思います。
数年前、北京の経済がまだ発達していなかった時、市民は安い地元の料理や四川料理のほうが好まれていました。一方、日本料理に値段が高くて、腹の足しがならない印象を抱いてので、日本料理はまだ広く受け入れられていません。
しかし、2008年から中国経済の発展とともに、首都としての北京は急速に発展してきました。満腹感から栄養のバランスまで人々の追求は変わりました。その中、日本料理は食材の新鮮さと本来の味を保つことができますので、現在、北京の住民に大人気があります。評判がよい店は若者の中に広く伝わっていきます。
※参考「北京飲食文化」
http://blog.sina.com.cn/s/blog_43e6e0b001009uzu/
中国外食産業、高品質狙い「モデルチェンジ」へ
中国国内の外食産業は黄金期を迎えている点を取り上げて説明します。1980年から2016年までのサービス業の伸び率は年平均17%を超え、GDPに占める割合は、22.3%から51.6%に伸びました。外食業は国の発展を担う産業のひとつとなりました。また、国内における外食産業の2016年度の収入額は3兆5800億元(約59兆円)で、社会・生活消費関連売上げ総額の10.77%を占めました。また、飲食業は「高品質・高収益型」へモデルチェンジし、新しい商品や技術の発展へ向かっていると指摘しました。 参考:
http://www.afpbb.com/articles/-/3134020
上記二つの記事にはとても興味深い記載があります。これらの記事から、近年北京においての和食の動向が見えてきます。
昔、北京市民の好みに合わせて、改良した日本料理が提供されました。しかし、現在多くの北京市民は毎年のように日本へ旅行し、本番の和食を食べられるため、日常生活をする北京にも本番の和食を追求するように変わってきています。そのため、本格的な和食を提供する料理店が急増しています。調べた結果、2016年北京の日本料理店は1500軒以上になっており、毎年約150軒のスピードで増えています。
弊社の調査によると、北京で日本料理の平均客単価が最も高いということで、北京で日本料理の良さも反映されていると思います。また、近年北京市民の月間の平均収入は日本円20万円に到達したが、実際の消費能力はなんと月間35万円だそうです。北京市民は高品質な外食を要求し、本場の味に近い外国料理を好んでいることもその原因の一つだそうです。
ケイイ 菅野 郭嘉良