「海外で働くのはちょっと…」と言う声を耳にすることがあります。 確かに海外で仕事をするということはインターネットなどで見聞きするように良いことばかりではないかもしれませんが…実際はどうなのでしょう?
ここでは<和食シェフ>の海外転職にフォーカスし 和食シェフが海外転職する際に直面する問題を考えてみましょう。
【就労ビザの取得】 海外への転職、となれば、第一に就労ビザの申請が必要です。 これは通常の観光ビザやワーキングホリデービザでは働けないため。 就労ビザ取得の難易度は国や地域により異なりますが、現況では、アメリカの就労ビザはとても取得が難しく、逆に香港やマレーシアは比較的ビザを取得しやすい傾向にあります。
【言語の習得】 第二に挙げられるのが「言語」の問題。日本国内考える必要さえなかった言語の問題も、 海外で働くなら、現地の言語や英語を身につける必要性が生じ、言語の壁=海外転職の妨げになることもあるのです。
【生活習慣の違いへの適応】 第三に、海外の生活習慣が転職の大きな壁になることもあります。 特に宗教観念が異なる国では「豚肉(牛肉)を食べること」「動物の肉を食べること」などを禁止する場合も多く、調理をするにも生活をするうえでも不便を強いられることがあります。
【食材調達】 最後に、海外での食材調達も和食シェフの海外転職の大きな障害となり得ます。 海外ではお水までもが、日本と大きく異なります。 日本の水は「軟水」ですが、ヨーロッパや米国の水質は一般的に「硬水」。 食材調達も大きな壁があり、日本の食材が海外で手に入らないことも多く、海外で【和食】を調理する職人にとって、適切な食材がないことは悩ましい問題でもあります。
以上は海外転職された和食シェフからよく聞く困難な課題ではありますが… だからと言って海外転職をあきらめる必要はありません! どのようにこれらの問題をクリアするのか?についても考えてみましょう♪ ~ビザ~ ビザ取得については、世界中で審査が厳格化しているのが現状ですが、中でもアメリカの就労ビザ取得条件は非常に厳しくなっています。でも一方で他の国やエリア~ドイツ、香港、シンガポール、およびその他の東南アジア諸国など~に目を向けると状況は大きく異なり、就労のチャンスも広がります。実際にWashokujoを通じて転職された多くのシェフたちが、これらの国で和食調理の最前線で活躍しているのが確たる証拠!! 現在のビザ審査状況を考慮し、ビザ取得の厳しいエリアに固執せず、他の国に目を向けることをオススメします!
~言語~ 言語については、ぜひ下記ページを参照ください。 調理レベルが十分にあるみなさんなら、言語はけっして問題ではありません!
英語を話せなくても、海外で仕事できるの ?→ https://washokujob.com/post/1
~生活習慣~ 海外旅行の際は言葉が大きな障壁と感じますが、 いざ海外で働く場合には、その国々の生活習慣が最大の問題となることがあります。 誰もが海外の生活習慣や環境に適応できるわけではありませんが、多くの国には在留外国人の街が存在し、そこでは自国の習慣にあった料理を食べることもでき、物品も揃います。
~食材調達~ 食材調達の問題については、地域によりそれぞれ解決方法があります。 香港、アメリカ、シンガポール、ヨーロッパの国の多くは、日本からの輸入品で対応可能。なお調味料の輸入は比較的容易です。 もちろん水の問題を含め、輸入対応での解決が困難ならば、現地の食材を代用しできるだけ和食そのものの味に近づくよう、研究や開発をする必要はあるかもしれませんが、そこも腕の見せどころですね!
海外転職には多くの困難もありますが、安い物価や高い収入はもちろん、 その国特有の魅力や美しい風景に出会えるチャンスを活かさないのはもったいない! 世界にはまだまだ知らない国や出会いが待っています。 Washokujoは現在、世界〇〇か国から求人をいただいております。 ぜひ今、海外のお仕事にチャレンジしてみてください!!!