北米

E-2ビザ 在日米国大使館での申請:書類・面接・期間

日本にいる料理人をE-2で米国の店へ送るための、在日米国大使館での申請実務。Tab 1〜5の書類、DS-156E、会社レター、対面面接、費用と所要期間を整理します。

最終更新 2026年9月27日 WashokuJob

日本にいる料理人のE-2は、在日米国大使館で会社の登録と本人の申請を同時に審査します。申請料US$315を払い、会社書類をTab 1〜5に分けたPDFにまとめてJapanEVisa@state.govへ1回で送信し、大使館から連絡が来たら東京か大阪で対面面接を受けます。大使館は審査期間を公表していないため、書類の作成とパスポートの準備を先に終わらせるのが最短の道です。

E-2で日本から料理人を送ると決めた日本本社や米国子会社の担当者が、在日米国大使館での申請を進めるためのページです。必要書類、面接、費用、所要期間、会社レターの骨子を扱います。資本要件と「不可欠な技能」の判断、その証拠の組み立てはE-2ビザの「不可欠な従業員」の要件にあります。資本要件を満たさない場合は米国で料理人を雇うビザの選び方で別の経路を確認してください。

目次

  1. 申請の全体像
  2. 必要書類:会社側と本人側
  3. DS-156Eと会社レターの要点
  4. 面接:場所、持ち物、準備
  5. 費用と所要期間
  6. 出国日から逆算した段取り
  7. 会社レターの骨子
  8. 今週やること
  9. よくある質問

1. 申請の全体像

日本のEビザは、企業の登録と個人の申請を同時に審査する方式で、企業だけを先に登録することはできません。流れは会社が大使館に登録済みかどうかで分かれます。

段階未登録の企業(新規企業登録)登録済みの企業
1. 申請料usvisascheduling.comでプロファイルを作り、US$315を支払う。12桁のレシート番号を控え、面接予約はしない同じく支払い
2. 書類米国の会社名のフォルダにTab 1〜Tab 5のサブフォルダを作り、縦向きPDFで保存。英語以外の書類には英訳会社レター、組織図など個人分が中心
3. 提出Zipにまとめ、件名を米国の会社名にしてJapanEVisa@state.govへ1回で送信。クラウドのリンクは不可面接の予約へ
4. 面接審査後に大使館から連絡。面接地は東京の大使館か大阪の総領事館で、大使館が指定那覇、大阪、札幌、東京から選択

提出書類には分量の上限があります。日本の最上位の親会社が非上場企業または個人事業主なら全体で70ページまたは50MB以内、日本で上場していれば50ページまたは50MB以内です。どちらもTab 1の書類はページ数に含まれません。連絡が来るまで状況の問い合わせは控えるよう案内されています。

2. 必要書類:会社側と本人側

大使館が指定する書類と、要件を立証するために実務上そろえる書類を分けて示します。

区分書類根拠
会社DS-156E(設問1〜27すべてに回答)、会社レター、申請者に印を付けた組織図大使館の指定
会社株主名簿、親会社の登記事項証明書、個人の保有者までの保有関係図と各保有者の旅券の写し国籍要件の立証(50%以上)
会社送金記録、内装・設備の契約書と領収書、事業計画、決算書、現地の従業員数投資の実行・相当性、限界的事業でないことの立証
本人DS-160の確認ページ、パスポート、過去10年の旧パスポート、5cm×5cmの写真1枚、面接予約確認書大使館の指定
本人在職証明書・卒業証明書・調理師免許(英訳付き)、職務記述書、オファーレター、育成計画(立ち上げの場合)「不可欠な技能」の立証

パスポートは米国での滞在予定期間に6か月を加えた有効期間が原則です。連邦規則上も、パスポートの有効期限を6か月超えてEの入国期間は認められません。本人の書類の集め方は日本で揃える書類と手順、英訳は卒業・在職証明書の英訳を参照してください。

3. DS-156Eと会社レターの要点

DS-156Eは国務省の電子フォームサイトから最新版を入手し、空欄を残さないでください。大使館の注意書きのうち、飲食店が間違えやすいのは次の点です。

会社レターでは、条約国であること、国籍要件、投資の実行、実体のある事業、相当額の投資、限界的でないこと、投資家が事業を指揮する立場にあること、申請者が役員・監督職または不可欠な技能を要する職に就くこと、資格終了時に出国する意思があることを、それぞれ9 FAM 402.9に沿って説明します。「日本人の料理人だから不可欠」という書き方は通りません。規則は、言語と文化の知識だけでは要件を満たさないと明記しています。

4. 面接:場所、持ち物、準備

国務省は2025年9月2日から、ほぼすべての非移民ビザ申請者に対面面接を求めています。E-2の料理人も本人が大使館か総領事館に出向きます。新規企業登録は東京または大阪で大使館が指定し、登録済み企業は那覇、大阪、札幌、東京から選べます。

持ち物は第2節の本人書類に、会社レターと組織図を加えたものです。米国籍・永住者の従業員が500人以上、E-2で年間売上高が10億ドル以上、または総資産が1億ドル以上の企業(米国のグループ企業を含む)は「グリーンプログラム」の対象で、会社レターと組織図が不要になります。手続きは不要で、該当企業には大使館から通知されます。

面接で料理人本人が自分の言葉で説明できるようにしておきたいのは、米国での職務、どの技法をどこで何年かけて身につけたか、誰に何を教えるか、資格が終わったら帰国する意思の4点です。書類と答えが食い違うと、それ自体が疑問を招きます。

5. 費用と所要期間

項目費用期間
ビザ申請料(本人、同行家族は各自)1人US$315支払いは即日
ビザ発給手数料(日本国籍者)なし該当なし
2025年7月の法律で定められたUS$250のビザ・インテグリティ手数料国務省の手数料ページには未掲載。在日米国大使館での徴収の有無は確認できていません該当なし
パスポートの更新(必要な場合)都道府県の手数料国内で通常2週間程度。2026年7月以降は3週間〜1か月の可能性
在職証明書などの英訳翻訳者の見積もり社内で管理できる工程
Tab 1〜5の作成社内工数または弁護士費用社内で管理できる工程
大使館の書類審査から面接の連絡までなし非公表。国務省の待ち時間表にもEビザの欄はありません

弁護士費用は別で、多くの場合これが最大の費用です。大使館の審査期間が公表されていない以上、計画上は「書類を送ってからの期間は読めない」と割り切り、送信日をできるだけ早めることが唯一の短縮策です。

6. 出国日から逆算した段取り

順番会社料理人本人
1資本要件を確認し、保有関係図を作る。弁護士に依頼するか決めるパスポートの残存期間を確認し、必要なら更新を申請
2DS-156E、会社レター、Tab書類を作成。ページ上限に収める在職証明書・卒業証明書を取り寄せ、英訳を手配。DS-160を作成
3申請料を支払い、Zipで1回送信書類をそろえて待機
4大使館からの連絡を待つ(期間は非公表)面接に向けて職務と修業歴を説明できるよう準備
5面接の日程に合わせて会社レターと組織図を最終確認東京または大阪で面接
6航空券と住居を手配ビザ受領後に退職日を確定し、海外転出届などを済ませて出国

退職日の確定はビザを受け取ってからにしてください。面接後の審査が長引いた場合に、料理人が無職で待つことになるのを避けるためです。

7. 会社レターの骨子

大使館あての会社レターの骨子です。英語で作成し、[ ]を埋め、各項目に対応するTab番号を記入します。

[Company letterhead] [Date]
Consular Section, U.S. Embassy Tokyo
Re: E-2 visa application for [chef's name], [job title], [U.S. company name]
1. Treaty enterprise and nationality: [U.S. company], formed in [state] on [date], is [ ]% owned by [names], nationals of Japan, none of whom is a U.S. permanent resident (Tab [ ]).
2. Investment: [amount] invested in [fitting out, kitchen equipment, lease deposits], from [source of funds] (Tab [ ]).
3. Real and operating enterprise, not marginal: [locations, annual revenue, number of U.S. employees] (Tab [ ]).
4. Position: [title]. Duties: [duties]. Basis: [supervisory role / special qualifications essential to the enterprise].
5. Why the applicant is essential: [technique, years of training, link to the menu, local recruitment results, salary offered] (Tab [ ]).
6. Duration and training plan: [who will be trained, in what, by when].
7. The applicant intends to depart the United States when E-2 status ends.
[Name, title, signature]

8. 今週やること

  1. 保有者ごとの国籍と米国での在留資格を確認し、50%以上を満たすか計算する。
  2. 料理人にパスポートの残存期間を確認してもらう。
  3. 上の骨子で会社レターの下書きを始め、Tab番号の割り振りを決める。
  4. 弁護士に依頼する場合は、この段階で見積もりを取る。

最終確認日:2026年9月27日。在日米国大使館のEビザ案内(提出方法、ページ上限、面接地、グリーンプログラム)は2026年9月22日に確認した内容です。9月27日の再確認時には大使館のサイトに接続できませんでした。申請料US$315と発給手数料なし、対面面接の運用(2025年9月2日から)、US$250のビザ・インテグリティ手数料の扱い(未確認)は国務省のページで確認してください。

よくある質問

会社だけ先に大使館に登録しておけますか。

できません。日本では企業の登録と個人の申請を同時に審査するため、最初の従業員の申請と一緒に登録します。2人目以降は登録済み企業として手続きできます。

書類を送ってから面接までどのくらいかかりますか。

大使館は期間を公表しておらず、国務省の待ち時間表にもEビザの欄はありません。連絡が来るまで問い合わせは控えるよう案内されているため、送信をできるだけ早めることが唯一の短縮策です。

面接は省略できますか。

2025年9月2日以降、国務省はほぼすべての非移民ビザ申請者に対面面接を求めています。E-2の料理人も、東京または大阪(登録済み企業は那覇・札幌も)に出向く前提で日程を組んでください。

費用は全部でいくらかかりますか。

政府に払うのは1人US$315の申請料で、日本国籍者は発給手数料がかかりません。これに英訳、パスポート更新、弁護士費用が加わります。US$250のビザ・インテグリティ手数料は、大使館での徴収の有無を確認できていません。

家族も一緒に行けますか。

配偶者と未成年の子は、本人がE-2の資格を保っている期間、同じ区分で滞在できます。家族もそれぞれ申請料を払い、申請します。

本記事は2026年9月27日時点で米国国務省、在日米国大使館・領事館の案内、連邦規則を確認して作成した一般情報であり、法務・移民に関する助言ではありません。Eビザの審査は個別の事実関係に大きく左右されます。申請前に米国移民法の弁護士にご相談ください。

出典

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