採用の進め方

米国フードハンドラーカードの州別要件(2026年確認)

公的な情報源でフードハンドラーカードや研修の義務を確認できた米国の州を、期限と有効期間とともに一覧にしました。費用と受講時間を雇用主が負担するカリフォルニア州のルールも解説します。

最終更新 2026年9月22日 WashokuJob

目次

  1. フードハンドラーカードと管理者資格の違い
  2. 確認できた州
  3. カリフォルニア州:費用は雇用主負担
  4. 表に載っていない州
  5. 厨房スタッフを採用するたびのチェックリスト

米国で和食店を経営している場合、採用する調理スタッフ、寿司職人、キッチンハンドは、働き始めて数日から数週間のうちにフードハンドラーカードを取得する必要があるかもしれません。必要かどうかは州によって、ときには郡によって異なります。連邦レベルの義務はありません。

本記事では、2026年9月に州政府または州議会の情報源でフードハンドラーの要件を確認できた州を、それぞれの情報源が示す期限と有効期間とともに一覧にしています。あえて50州すべての表にはしていません。ネット上の一覧には、公的な情報源で確認できなかった州も含まれていることが多く、推測で埋めるよりも載せないことを選びました。

1. フードハンドラーカードと管理者資格の違い

よく混同される2つの資格があります。

2. 確認できた州

対象者働き始めてからの期限有効期間情報源
カリフォルニア州ほとんどの食品施設で食品を扱う人(一部の施設の種類は対象外。独自の制度を運用する郡もある)採用から30日以内3年健康安全法典第113948条
フロリダ州公共の飲食施設の従業員雇用から60日以内に研修3年ごとに研修(DBPR)フロリダ州法第509.049条、DBPR
ハワイ州すべての食品施設で、営業中は少なくとも1人の従業員営業中は常に(2018年9月から適用)提供機関に確認ハワイ州保健局
イリノイ州食品を扱う人(有効なCFPMを持つ人を除く)採用から30日以内3年(ANSI認定のフードハンドラー証明)イリノイ州公衆衛生局
ニューメキシコ州食品、器具、食品に触れる面を扱う従業員(有効なCFPMを持つ人など免除対象を除く)雇用開始から30暦日以内確認したページには記載なし7.6.2 NMAC(2025年7月改正)
オレゴン州飲食店の従業員働き始めてから30日以内3年。カードの費用は10ドルオレゴン州保健局
テキサス州すべての食品従業員(認定食品管理者など免除対象を除く)雇用から30日以内カード記載の有効期限まで。記載がなければ発行から2年テキサス州保健サービス局(テキサス食品施設規則§228.31)
ユタ州飲食施設で食品を扱う人研修は14日以内、許可証は30日以内確認した条文には記載なしユタ州法典26B-7-413
ワシントン州包装されていない食品、調理器具、食品に触れる面を扱うすべての人雇用主から研修を受けていれば、カード取得前に最長14日間働ける初回2年、更新3年、追加研修を受ければ5年。カードの費用は10ドルワシントン州保健局、RCW 69.06.010

いずれも2026年9月に確認したものです。地元の保健当局が要件を追加することがあり、ルールも変わります。自店を検査する保健当局に必ず確認してください。

3. カリフォルニア州:費用は雇用主負担

カリフォルニア州は和食店が多く、雇用主に特有の義務があるため、詳しく見ておきます。健康安全法典第113948条の内容は次のとおりです。

費用負担と採用条件に関するルールは、2024年1月1日に施行された上院法案476号(SB 476)によるものです。実務上は、カリフォルニア州の求人広告に「フードハンドラーカード必須」と書かないこと。着任後の最初の数週間に講座を組み込み、受講料を負担し、その時間分の賃金を払うことです。

日本から来る料理人も、他の人と同じ新規採用者です。フードハンドラーの講座(管理者として認定を受けてもらう場合はCFPMの試験も)は、休日ではなく最初の1か月の勤務シフトの中に入れてください。

4. 表に載っていない州

表に載っていないからといって、要件がないわけではありません。本記事のために州の公的な情報源で確認できなかった、という意味です。郡や市のレベルでのみ要件を定めている州もあれば、カードではなく研修だけを求める州もあります。次のものを確認してください。

  1. 郡や市の保健当局の食品衛生に関するページ。
  2. 飲食店の営業許可を出している州の保健局や農務局。
  3. 検査官が使う検査報告書の様式。通常、研修や資格の項目が載っています。

なお、多くの州が食品規則のもとにしているFDAのフードコードは、2026年9月に新しい2026年版が公表されました。新しい版をいつ採用するかは州ごとに決めるため、州が対応するまでは州のルールは変わりません。

5. 厨房スタッフを採用するたびのチェックリスト

  1. 州と地域の要件、何日以内という期限を確認する。
  2. 認定または州が承認した講座提供機関を選ぶ。英語に不安のある人を採用した場合は日本語版があるか確認する。あるとは限りません。
  3. 義務がある場合(カリフォルニア州など)は、有給の勤務時間内に受講させる。
  4. カードや証明書の写しを有効期限とともに保管する。検査に備えて店内に置くことを求める州もあります。
  5. 有効期限の60日前に更新のリマインダーを設定する。
  6. その人を認定管理者にする場合はCFPMの試験も予約し、辞めたときに備えて2人目にも資格を取ってもらう。

州ごとの給与や採用条件については、都市別のガイドもご覧ください。たとえばロサンゼルスでの寿司職人採用テキサス州シアトルです。

本記事は一般的な情報であり、法的助言ではありません。フードハンドラーに関するルールは州や地域が定めており、変更されることがあります。この表を頼りにする前に、地元の保健当局にご確認ください。

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