中東・中南米

フィジーで日本人料理人を採用する:リゾートと就労許可

フィジーのリゾートの和食厨房に必要な人材、就労許可を申請できる事業者、長期・短期許可の違いと手数料、日本から取り寄せるのに時間がかかる書類を解説します。

最終更新 2026年9月22日 WashokuJob

目次

  1. フィジーのリゾートで働く日本人料理人
  2. 許可を申請できるのは誰か
  3. 長期か短期か
  4. 準備に最も時間がかかる書類
  5. 雇用契約に盛り込むべきこと
  6. 確認できなかったこと
  7. 手順のまとめ

フィジーの日本食レストランの求人は、リゾートにあるものが少なくありません。ホテル内の鉄板焼きのテーブルや寿司バーを少人数のチームで運営し、ほかの店舗の料理も担当することがあります。フィジー入国管理省は就労許可の要件をわかりやすく公表しており、日本から取り寄せるのに時間がかかる書類から着手すれば、手続きは十分に進められます。本記事では、リゾートでの職務と、2026年9月時点で公表されている許可のルールを解説します。

1. フィジーのリゾートで働く日本人料理人

農林水産省の調査では、2025年のオセアニア全体(オーストラリアとニュージーランドを含む地域)の日本食レストランは約2,800店で、フィジー単独の数字は公表されていません。日本食の料理長は海外から採用することを前提に、その料理長が現地の調理師を育てる計画を立ててください。

ホテル内の和食店全般についてはホテル内和食店の料理人採用をご覧ください。

2. 許可を申請できるのは誰か

フィジー入国管理省によると、次のとおりです。

訪問者に関するルールは採用の進め方に影響します。候補者を訪問者許可で呼んで試用し、その後に切り替えることを前提にしないでください。リモートで確認してから申請します。料理人のスキルをリモートで確認する方法をご覧ください。

3. 長期か短期か

長期就労許可(Long Term Work Permit)短期就労許可(Short Term Work Permit)
有効期間1〜3年1年以下
手数料(本人)FJD 650.05FJD 650.05
帯同家族1人あたりFJD 185.00記載なし
標準審査期間21営業日(書類の完備状況により変動)記載なし
向いている採用2〜3年契約の料理長季節限定や開業時の派遣、または試用的な1年

同省によると、オンラインでのカード払いには2〜2.5%の手数料が加算されます。申請者は18歳以上である必要があります。

リゾートの料理長の採用の多くは長期就労許可が適しています。短期就労許可は、開業時に日本からベテラン料理人を招き、数か月かけてメニューを整えチームを育ててもらう場合に検討する価値があります。

4. 準備に最も時間がかかる書類

同省の書類リストには、パスポート、写真、雇用契約書といった通常の書類が並びます。そのうち2点は、有効期間があるため計画が必要です。

短期就労許可のリストでは、履歴書と認証済みの学歴証明、「Terms and Conditions」の書式、「Employee Consent and Declaration」の書式も求められます。長期就労許可のリストでは、該当する場合は関係当局の推薦(endorsement)が求められます。日本の料理人は大学の学位ではなく、調理師学校の卒業証書と在職証明書を持っていることが多いため、認証済みの英語版を早めに用意してください。ビザ申請用の在職証明書の翻訳をご覧ください。

5. 雇用契約に盛り込むべきこと

同省は、交渉の余地のない条件をすべて記載した契約を求め、送還の責任を雇用主に課しています。次の点を明確に書いてください。

料理人の雇用契約チェックリストをご覧ください。

6. 確認できなかったこと

今回確認した同省の就労許可のページには、現地での求人広告の義務、育成・後継者(understudy)の条件、保証金についての記載がありません。ホスピタリティ職についてほかの機関がこれらを課しているかどうか、またフィジーの現行の最低賃金は、公式情報で確認できませんでした。フィジーの日本食料理人に関する公的な給与統計もありません。条件を確定する前に、入国管理省または登録代理人に確認してください。

日本の犯罪経歴証明書は最初に、健康診断は最後に手配してください。警察証明書は1年、健康診断書は3か月しか有効ではありません。

7. 手順のまとめ

  1. 自社または代理人が入国管理省のポータルに登録されているか確認する。
  2. 職務を定め、長期か短期かを選ぶ。
  3. 面接と実技確認をリモートで行う。
  4. 料理人に犯罪経歴証明書の申請と、認証済みの資格証明の準備を依頼する。
  5. すべての条件と送還条項を盛り込んだ雇用契約を結ぶ。
  6. 提出日から3か月以内に収まるよう健康診断を予約する。
  7. Immi Hubで申請し、手数料を支払う。少なくとも21営業日を見込む。
  8. 着任後1か月の準備をする。日本から来る料理人の受け入れをご覧ください。

本記事は一般的な情報であり、法律・移民手続きに関する助言ではありません。手数料と要件は2026年9月時点で下記のフィジー入国管理省のページから引用しています。実際の手続きの前に、同省または登録代理人に最新の要件を確認してください。

出典

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