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アジアの日本食レストラン数【国別】農水省2025年調査

農水省2025年調査のアジア22の国・地域を2023年と比較。中国が19%減る一方、中国以外は13%増。インドネシアと韓国が伸びをけん引しました。

最終更新 2026年9月22日 WashokuJob

目次

  1. 2025年調査におけるアジア
  2. 中国とそれ以外のアジア
  3. アジア22の国・地域(2023年・2025年)
  4. 東アジア・東南アジア・南アジア別に見る
  5. 伸びが大きかった国
  6. 大洋州は別集計
  7. 採用の観点から何が言えるか

農林水産省は2025年11月28日、海外における日本食レストラン数の2025年調査結果を公表しました。世界全体の数字と国別トップ10は調査の概要記事で整理しています。本記事ではもう一段掘り下げ、農水省の国・地域別表に載っているアジアのすべての国・地域を見ていきます。

1. 2025年調査におけるアジア

農水省によると、アジアの日本食レストランは約11万2,400店で、2023年の約12万2,000店から約9,600店、率にして約1割減りました。それでもアジアは世界全体(約18万1,000店)の62%を占めています。

減少の理由として農水省が挙げているのは、中国における経済停滞の影響です。国別表を見ると、この一つの説明で足りる理由がわかります。

2. 中国とそれ以外のアジア

2023年2025年増減
中国(香港・マカオを除く)78,76063,500−15,260(−19%)
掲載されているその他21の国・地域43,27048,890+5,620(+13%)
掲載22の国・地域の合計122,030112,390−9,640(−8%)

数値は農水省の国別の行を合計したものです。農水省は10店舗以上の国・地域のみを掲載し、各行の一の位を四捨五入しているため、合計は地域全体の数字とわずかに異なります。2023年の列は農水省の2023年国別表から取っており、どの行でも「2025年の数字−公表された増減数」と一致します。

中国を除くと、アジアは2年間で約13%増えています。「アジアの日本食市場は縮小している」という言い方は、実際には中国のことを言っているにすぎません。

3. アジア22の国・地域(2023年・2025年)

農水省は香港とマカオを中国とは別に集計しています。増減率は農水省の丸めた数字から当社が計算したものなので、小さな市場の増減率は慎重に読んでください。50店から100店への変化は「倍増」ですが、実数では50店です。

国・地域2023年2025年増減増減率
中国78,76063,500−15,260−19%
韓国18,21019,800+1,590+9%
台湾7,4407,100−340−5%
インドネシア4,0006,580+2,580+64%
タイ5,3305,920+590+11%
マレーシア1,8902,200+310+16%
ベトナム1,6201,820+200+12%
香港1,4001,480+80+6%
シンガポール1,2101,140−70−6%
フィリピン760940+180+24%
インド410630+220+54%
カンボジア280370+90+32%
マカオ310340+30+10%
モンゴル50100+50+100%
ネパール6090+30+50%
ミャンマー8090+10+13%
スリランカ4060+20+50%
ブルネイ4060+20+50%
バングラデシュ3050+20+67%
ラオス505000%
モルディブ404000%
パキスタン2030+10+50%

国・地域別の数字が存在するのは2023年からです。農水省の2023年の表には、2021年調査までは国・地域別店舗数の公表を前提とした調査ではなかったと注記されており、それ以前の公式な国別データはありません。

4. 東アジア・東南アジア・南アジア別に見る

農水省はアジアをさらに細かく分けた合計を出していません。国別の行をグループにまとめると、アジアの動きがよりはっきり見えます。

グループ(当社による区分)国・地域2025年2023年からの増減
中国163,500−15,260
中国以外の東アジア韓国、台湾、香港、マカオ、モンゴル28,820+1,410(+5%)
東南アジアインドネシア、タイ、マレーシア、ベトナム、シンガポール、フィリピン、カンボジア、ミャンマー、ブルネイ、ラオス19,170+3,910(+26%)
南アジアインド、ネパール、スリランカ、バングラデシュ、モルディブ、パキスタン900+300(+50%)

東南アジアは4,000店近く増え、その3分の2がインドネシア一国によるものです。中国以外の東アジアは緩やかな伸びで、韓国の増加を台湾の減少が一部打ち消しています。南アジアは規模こそ小さいものの、インドを中心に低い水準から急速に伸びています。

5. 伸びが大きかった国

農水省は中国以外について国別の要因を示していません。集計方法にも注意が必要です。現地のWEBサイトや電話帳、ガイドブックで日本食レストランとして紹介されている、現地の日本食レストラン協会に加盟している、現地の日本人会や日本商工会議所で日本食レストランとして扱われている、あるいは在外公館が日本食レストランと認識している、のいずれかに当たる店が数えられます。参照する情報源が変われば国の数字も動くため、小さな増減はあくまで目安として読んでください。

6. 大洋州は別集計

農水省は大洋州を独立した地域として集計しています。約2,800店で、約300店(約1割)の増加です。農水省は訪日旅行者の増加に伴う日本食需要の増加を要因に挙げています。

国・地域2023年2025年増減
オーストラリア2,0002,230+230(+12%)
ニュージーランド480500+20(+4%)
フィジー10100
パラオ掲載なし10表示なし

7. 採用の観点から何が言えるか

本記事は一般的な情報であり、投資や法律に関する助言ではありません。店舗数は農林水産省が公表した丸めた数字をそのまま引用しています。増減率やグループ合計は、それらの数字をもとに当社が計算したものです。

出典

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